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底引き網漁が解禁

 庄内沖の底引き網漁が1日、解禁された。庄内地方の各漁港には新鮮な海の幸を積んだ船が次々と入り、水揚げ作業で活気づいた。

 鶴岡市の由良漁港からは、同日午前0時前後に計8隻が出港。カレイ、ノドグロ、カナガシラ、タラなどを積み、午後3時すぎから続々と帰港した。待ち構えていた漁業者らは、魚と氷を敷き詰めた箱を船から受け取り、選別や箱詰め作業に忙しく動いていた。

 第21輝修丸の石塚修船長(50)=同市三瀬=は「解禁初日にしては漁獲が良くなく、特に口細カレイが取れない。今後に期待したい」。県漁業協同組合の阿部勝樹由良総括支所長(52)は「カレイ類が全般的に少ないようだ。水温の高さが影響しているのかもしれない」と語った。

 この日水揚げされた魚は2日には店頭に並ぶ。底引き網漁は7、8月が禁漁となっており、来年6月末まで行われる。